
あるブログを見て、とても驚きました。
おびただしい数の捕獲器は、アマミノクロウサギを守る為に置いてあると思います。
このブログ主は、奄美大島に来て奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画について考えを巡らせ、様々な情報を実際に見たうえで、このように言っている事実にとても驚きました。
現場猫じみた「どうして……」が口から出てしまうほどでした。
「~~~思う」
と沢山書かれているブログではありましたので、これは自分の感想というだけであり、事実と異なるかもしれないという自覚はあるのだとは思います。
でも、言いたい。
管理計画は2018年から始まった計画です。
始まったばかりの計画ではありません。
表紙に

「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」
書いてあるんです。
アマミノクロウサギのための計画ではないことが、タイトルで既に訂正されているんです。
2018年から始まった計画であるのに、表紙に論破されるようなことを何故未だ言う人が現れてしまうのか……?
山に仕掛けられている罠を見て、
「こんなに仕掛けてるけど本当に猫いるのかな?」
「道路沿いになんで置くんだろ?」
「ノネコだけがウサギの数を減らしてるはずないのにな?」
実際にこう思っちゃうのもある意味仕方ないことです。
理解というのは、穿った目を捨てたうえで情報を集めないとできないものなので、誰しもが難しいこととも言えます。
つまり理解できる人・できない人が出てきちゃうのは、もはや仕方ないことです。
ただね、いまだに
アマミノクロウサギのために!
と、奄美大島に来てまでそんな感想を持っちゃうのは、
「あれ?この人たちずっとノネコ管理計画を批判してるのに、まだ計画書読んでないんだ……表紙すら、見ていないんだ……。」
あ、まだそこなんだ……と、身体の力が抜けてしまいますね。
理解してもらえないことがあるというのは、仕方のないことと言えばそうなのですが。
が、毎度ある誤解「クロウサギのためにやっているノネコ管理計画」。
表紙の文字で違うことがすぐにわかるのに。
表紙だけでもぜひ読んでほしいのですが、どのようにしたら読んでもらえるでしょうか。
どのような計画かわかるほど計画を簡潔にまとめたようなタイトルだけでも読んでほしいものです。
表紙を読めば「クロウサギのための計画!」という誤解は解けるはずです。
(「生態系保全って何?」という疑問が新たにうまれるかもしれませんが)
「アマミノクロウサギのためのノネコ計画」
本当にそうか、まずは計画書を読んでみてくださいね。
追記:
てか、クロウサギオンリー守るぜ計画だったらクロウサ以外のモニタリングしないでしょ。何言ってるんだ。
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